崑山(読み)こんざん

精選版 日本国語大辞典「崑山」の解説

こん‐ざん【崑山】

[一] 中国、江蘇省の県の一つ。蘇州市の東方にあり、春秋時代は呉に属し、梁代に北の信義県と南の崑山県に二分された。水陸交通の要地。
[二] (一)の地にある馬鞍山(玉峰山)の異称。
[三] 中国伝説上の崑崙山(こんろんざん)の略称。

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世界大百科事典 第2版「崑山」の解説

こんざん【崑山 Kūn shān】

中国,江蘇省南東部の。人口58万(1994)。上海と蘇州のほぼ中間にある。この付近は長江(揚子江)下流デルタにおいて,歴史時代には陸化がすすんでいた地域で,春秋時代には蘇州を都とした領域に属し,前にすでに婁県(ろうけん)が設置された。デルタの先端部が開発されるとともに城鎮の設置もすすみ,南朝の梁代には蘇州の東方は北の信義県と南の崑山県に分かれた。崑山は今の松江県にある山の名である。唐代,さらに城鎮が増加するなかで,崑山の名はもとの婁県の地に移り,今に至る。

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