デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「嵐七五郎」の解説
嵐七五郎(2代) あらし-しちごろう
享保(きょうほう)18年生まれ。初代嵐七五郎の子。2代市川海老蔵(えびぞう)の門人。若衆方から敵役に転じる。宝暦8年2代七五郎を襲名。実悪を得意とし,立役(たちやく)をかね京都,大坂で活躍した。天明8年5月28日死去。56歳。初名は嵐竜蔵(初代)。前名は市川竜蔵(初代)。俳名は舎丸。屋号は京屋。
嵐七五郎(3代) あらし-しちごろう
宝暦11年生まれ。2代嵐七五郎の門にはいり,寛政9年3代目を襲名。江戸で活躍し,実悪,老役(ふけやく)を得意とした。寛政10年11月5日死去。38歳。前名は嵐竜蔵(2代)。俳名は舎丸。