川上未映子(読み)カワカミミエコ

デジタル大辞泉 「川上未映子」の意味・読み・例文・類語

かわかみ‐みえこ〔かはかみ‐〕【川上未映子】

[1976~ ]歌手小説家大阪の生まれ。はじめ歌手としてデビュー、のち文筆にも活動を広げる。「乳とらん」で芥川賞受賞。他に「わたくし率 イン 歯ー、または世界」「ヘブン」「すべて真夜中の恋人たち」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川上未映子」の解説

川上未映子 かわかみ-みえこ

1976- 平成時代の歌手,文筆家。
昭和51年8月29日生まれ。平成14年歌手デビュー。17年アルバム「頭の中と世界の結婚」(全曲作詞・作曲)をリリース。17年から文筆活動をはじめ,「ユリイカ」「群像」などに詩,随筆,小説などを寄稿する。19年小説「わたくし率 イン 歯ー、または世界」(初出「早稲田文学0」)が芥川賞候補,早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞。20年豊胸手術のため大阪から東京にいる妹のもとをおとずれたホステスと小学生の娘の物語「乳(ちち)と卵(らん)」で芥川賞を受賞した。21年初詩集「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」で中原中也賞。22年映画「パンドラの匣(はこ)」でキネマ旬報ベスト・テン新人女優賞を受賞した。同年小説「ヘヴン」で芸術選奨新人賞,紫式部文学賞。23年阿部和重と結婚。25年詩集「水瓶」で高見順賞。同年「愛の夢とか」で谷崎潤一郎賞。大阪府出身。大阪市立工芸高卒。本名は三枝子。作品はほかにアルバム「夢みる機械」,随筆「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」など。

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