精選版 日本国語大辞典 「巧芸画」の意味・読み・例文・類語 こうげい‐がカウゲイグヮ【巧芸画】 〘 名詞 〙 書画の複製印刷、また、その作品。ゼラチン版コロタイプ多色印刷を応用する。紙のほか絹布、麻布、板などあらゆる材質に印刷でき、網版ではないので忠実な複製が得られる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「巧芸画」の意味・わかりやすい解説 巧芸画【こうげいが】 4〜16色程度のコロタイプ多色印刷を応用し,和紙・絹等原画と同じ材料に印刷した書画の複製で,1929年大塚巧芸社社長大塚稔が発表。版面に網点が現れないのが特長。また,版面が軟弱なため,各種の材質に印刷できる長所と,大量印刷できない短所を合わせもっている。古美術や近代絵画の名作が複製され,損傷のおそれのある国宝・重要文化財の代りに展示されたり,一般家庭の美術鑑賞のため普及している。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報