巨勢文雄(読み)こせの ふみお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「巨勢文雄」の解説

巨勢文雄 こせの-ふみお

824-892 平安時代前期の官吏,学者
天長元年生まれ。文章得業生(もんじょうとくぎょうしょう)として貞観(じょうがん)2年対策(登用試験)に合格,3年に本姓の味酒(うまさけ)から巨勢への改姓をゆるされる。大江音人(おとんど)に師事し,文章博士,大学頭(かみ),右中弁などをへて,修理大夫(だいぶ),勘解由使(かげゆし)長官となった。寛平(かんぴょう)4年3月5日死去。69歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の巨勢文雄の言及

【三善清行】より

…淡路守氏吉の三男。大学で巨勢文雄に師事し,37歳で対策及第して官途についた。893年(寛平5)備中介に赴任した以外は京で大内記,文章博士,大学頭,式部大輔など儒職を歴任し,晩年の71歳でようやく参議兼宮内卿に栄進した。…

※「巨勢文雄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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