市野山村(読み)いちのやまむら

日本歴史地名大系 「市野山村」の解説

市野山村
いちのやまむら

[現在地名]羽黒町市野山

大口おおぐち村の北西にあり、南は増川新田ますかわしんでん村、北は外野との村。大口村からの移住者によって成立した村といわれるが、その年代は不明。ほかに谷地館やちだて村と仙道せんどう村からの移住者もいる(笹川土地改良区史)領主変遷は大口村に同じ。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録に村名がみえ、高一七二石余。寛永元年庄内高辻帳では高三四四石余、公領田圃録(八幡文書)によると安永三年(一七七四)には田高三三四石余・畑高一六石余、家数二七(うち酒屋一)・人数一三三、馬一三。


市野山村
いちのやまむら

[現在地名]水原町市野山

北は荒屋あらや村、東は中野目なかのめ村。寛文一三年(一六七三)の村上御領分組々村数并高付大庄屋付(大滝家文書)では堀越組に属し、貞享元年(一六八四)郷村高辻帳には高一二六石五斗余とある。宝永七年(一七一〇)幕府領、その後高田藩・白河藩領となり、文化年間(一八〇四―一八)の「白川風土記」によれば、村の長さは東西一町五〇間余、南北三〇間余で、戸数は一七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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