帝国繊維(読み)ていこくせんい(英語表記)TEIKOKU SEN-I Co.,Ltd.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「帝国繊維」の意味・わかりやすい解説

帝国繊維
ていこくせんい
TEIKOKU SEN-I Co.,Ltd.

繊維製品メーカー。1907年日本製麻と北海道製麻の合併により設立された帝国製麻(1941帝国繊維に商号変更)を前身とする。1950年過度経済力集中排除法および企業再建整備法に基づき帝国繊維が解散,中央繊維,帝国製麻ほか 1社を設立。1959年中央繊維と帝国製麻が合併し,現社名に変更。事業分野は防災,繊維,不動産賃貸など。防災分野では消防用ホース,防災機器・救急救助器具などを製造。独自技術による制電,導電,対熱,耐災の特殊機能繊維素材の開発も行なう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「帝国繊維」の解説

帝国繊維

正式社名「帝国繊維株式会社」。英文社名「TEIKOKU SEN-I Co., Ltd.」。繊維製品製造業。昭和25年(1950)「中央繊維株式会社」設立。同34年(1959)現在の社名に変更。本社は東京都中央区日本橋。紡績会社。麻・麻化合繊混紡製品の大手で、前身は明治40年(1907)創業の「帝国製麻株式会社」。現在の主力は消防ホースなどの防災関連機器。ほかに不動産賃貸・遊技場運営も手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード3302。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android