帝国製麻琴似製線工場跡(読み)ていこくせいまことにせいせんこうじようあと

日本歴史地名大系 「帝国製麻琴似製線工場跡」の解説

帝国製麻琴似製線工場跡
ていこくせいまことにせいせんこうじようあと

[現在地名]北区麻生町六―七丁目など

明治二〇年(一八八七)設立の北海道製麻株式会社によって建設された繊維採取工場。工場敷地は新琴似屯田兵村に東隣する琴似村北東部(現在の麻生地区)の約八万坪で、同二三年から操業を開始した。当工場で亜麻などの素材から採取・生産された麻繊維は札幌本社工場に運ばれ、同工場で生産される各種麻繊維製品の原料となった。操業当初、新琴似兵村の家族が多く就労した(新琴似兵村史)。北海道製麻株式会社は同四〇年日本製麻株式会社と合併して帝国製麻株式会社となり、昭和一六年(一九四一)太陽レーヨンと合併して帝国繊維株式会社となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典・日本の観光資源 「帝国製麻琴似製線工場跡」の解説

帝国製麻琴似製線工場跡

(北海道札幌市北区)
〔札幌市〕北区歴史と文化の八十八選指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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