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師管 しかんsieve tube

翻訳|sieve tube

3件 の用語解説(師管の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

師管
しかん
sieve tube

篩管とも書く。植物体の師部 (靭皮部) にあり,その主要な構成要素となっている管状の細胞,またはその細胞から成る組織。師管細胞は縦に連なり,その互いに接する隔膜は師板といい,多数の師孔という小孔によって貫かれている。

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百科事典マイペディアの解説

師管【しかん】

篩管とも書き,ふるい管ともいう。被子植物維管束の師部にある組織で,師管細胞が縦に連なったもの。同化産物などの移動の通路となる。師管細胞は円柱状または多角柱状で,原形質はあるが成熟途上で核を失い,上下両端の壁はふるいに似て多数の小孔のある師板となる。

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世界大百科事典 第2版の解説

しかん【師管 sieve tube】

篩管とも書き,〈ふるいかん〉とも読む。被子植物の維管束の中にあって,師部を構成する細胞の一つで,体内でつくられた養分の通道の機能を果たす。縦に細長い形をし,両端面は穴のあいた板状の師板sieve plateとなり,互いに連結する。生きてはいるが核はなく,通道のため特殊化した細胞である。師管に平行して伴細胞がならんでいるが,これは核をもった細胞で,師管のはたらきに密接に関連していると考えられている。シダ植物裸子植物には師管のかわりに師細胞sieve cellがある。

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世界大百科事典内の師管の言及

【維管束】より

… 維管束は木部と師部からなり,内皮によって囲まれる場合もあればそうでない場合もある。木部は道管仮道管・木部柔組織・木部繊維から,師部は師管・師部柔組織・師部繊維などからできている。木部は水分が,師部は養分が移動する通路であるが,その運搬機構については詳しくはわかっていない。…

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