帰り新参(読み)カエリシンザン

精選版 日本国語大辞典 「帰り新参」の意味・読み・例文・類語

かえり‐しんざんかへり‥【帰新参・返新参】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一度、主家などを去ったのち、再び帰ってきてつかえること。また、その人。でもどり。
    1. [初出の実例]「内前は兄なれ供、度々の別心なれば、帰新参(シンザン)成」(出典三河物語(1626頃)一)
  3. 役者が、一度休演した後、再び舞台に上ること。また、その役者。
    1. [初出の実例]「荻野左馬之丞帰り新参(シンザン)、むかしにまさりて都の評判よく」(出典:浮世草子・元祿大平記(1702)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む