常磐湯本温泉(読み)じようばんゆもとおんせん

日本歴史地名大系 「常磐湯本温泉」の解説

常磐湯本温泉
じようばんゆもとおんせん

[現在地名]いわき市常磐湯本町

常磐湯本町の中心街、三函(さばこ)にあり、古くは三函湯・佐波古(さばこ)湯ともいわれた。「夫木抄」に大納言師氏の「よと共に歎かしきみを陸奥のさはこのみゆといはせてしがな」がみえ、古くから知られていたことがわかる。「延喜式」神名帳に温泉(ゆの)神社があり、古来からの名湯であった。「磐城風土記」に三箱湯として「温泉の味淡く鹹し、家々筧を以て之を引き、よく諸瘡を治す」とみえる。元禄九年(一六九六)の天野桃隣の「陸奥鵆」に「小名浜より二里去て、湯本あり、山に権現堂、麓は町屋、温泉数五十三、人家の内に在り、勝手能く諸事自由にて、近国より旅人不絶」と記される。「東遊雑記」に「平より南一里湯本の町、大概の所なり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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