常談(読み)ジョウダン

デジタル大辞泉 「常談」の意味・読み・例文・類語

じょう‐だん〔ジヤウ‐〕【常談】

ありふれた話。日常の話。
冗談1」に同じ。
「―をいってるうちに、自分でも空々しくなって」〈山本有三・波〉

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精選版 日本国語大辞典 「常談」の意味・読み・例文・類語

じょう‐だんジャウ‥【常談】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 日常どこにでもある話。ありふれた話。ふつうの話。
    1. [初出の実例]「臨老多病是常談、四種法中已尽三」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)五・病中閑吟〈大江匡房〉)
    2. 「昨日の奇説は今日の常談なり」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)
    3. [その他の文献]〔世説‐規箴〕
  3. じょうだん(冗談)
    1. [初出の実例]「常談(ジャウダン)言っちゃアいけねへ。何でおいらが知るもんか」(出典:西洋道中膝栗毛(1874‐76)〈総生寛〉一五)

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普及版 字通 「常談」の読み・字形・画数・意味

【常談】じよう(じやう)だん

平凡な話。きまり文句。〔南史、鮑泉伝〕方等の敗るるや、元大いに怒る。~辯曰く、計將(まさ)に安(いづ)くに出でんとすると。泉曰く、事は沃(よくせつ)(雪をとかす)に等し。何の多く慮(おもんぱか)るぞと。辯曰く、君の言は、士の常談のみ~と。

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