日本歴史地名大系 「常顕寺」の解説 常顕寺じようけんじ 新潟県:上越市旧高田市地区高田城下寺町常顕寺[現在地名]上越市寺町三丁目本誓(ほんせい)寺の裏(西側)にある。日蓮宗、高岸山と号し本尊は大曼荼羅、釈迦・多宝の二仏も安置。もとの本寺は京都本圀(ほんこく)寺。創建は建治元年(一二七五)、開基は日蓮の直弟子日弁。日弁は甲州身延山から越後へ下り高岸村(所在地不明)に一宇を建立、高岸山常顕寺と名付けた。文保元年(一三一七)水難にあって大(おおぶけ)村(現中頸城郡頸城村)に移り、永正一四年(一五一七)また水害で五智(ごち)村へ転寺、さらに慶長一〇年(一六〇五)今の日枝神社の地に移転。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報