平和通買物公園(読み)へいわどおりかいものこうえん

日本歴史地名大系 「平和通買物公園」の解説

平和通買物公園
へいわどおりかいものこうえん

旭川市街地の中央部にある。宮下通みやしたどおりから八条通はちじようどおりにわたる八丁目道路商店街。公園が造成された街路は第二次世界大戦前は旭川駅から第七師団に通じる道路で、師団しだん道路とよばれていたが、戦後平和通と改称された。昭和三八年(一九六三)日本で最も若い市長となった五十嵐弘三は同四〇年旭川市域まちづくりの方向で平和通を買物公園として造成することを公表。これを支持した若い経済人らは都市再開発という視野で捉え、実現のために奔走、同四四年八月に一二日間の実験を行い大成功をおさめた。そこで本格路面計画が推進され、歩行の空間としてのギャラリーゾーン、ベンチ街路樹のあるテラスゾーン、ブロンズ像や噴水のあるシンボルゾーン、人々の通行や催物ができるパスゾーンの四つのゾーニングが特色であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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