日本歴史地名大系 「平塚宿」の解説
平塚宿
ひらつかじゆく
- 神奈川県:平塚市
- 平塚宿
南は相模湾に面し、西境を
「吾妻鏡」建久三年(一一九二)八月九日条によれば、北条政子の実朝出産の際安産祈願のため誦経を行った寺のなかに「範隆寺平塚」、源頼朝が神馬を奉納した神社のなかに「黒部宮平塚」とみえる。宿の形成は鎌倉期にさかのぼり、正和五年(一三一六)と推定される三月二五日、および二七日付の二通の益性法親王書状(県史二)に「平塚宿」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報