デジタル大辞泉 「平敵」の意味・読み・例文・類語 ひら‐がたき【平敵】 歌舞伎の役柄の一。実悪じつあくほど貫禄がない平凡な敵役。端敵はがたき。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「平敵」の意味・読み・例文・類語 ひら‐がたき【平敵】 〘 名詞 〙 歌舞伎の敵役(かたきやく)の一つ。実悪ほど凄みのない平凡な悪役。端敵(はがたき)。「仮名手本忠臣蔵」の薬師寺など。[初出の実例]「扠悪方にも五等ありて実悪、色悪、実敵、半道、平敵(ヒラガタキ)と頒(わか)つ也」(出典:劇場一観顕微鏡(1829)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の平敵の言及 【敵役】より …〈色悪(いろあく)〉は美男の悪人で二枚目のあでやかさに悪の凄みを加えた役どころで,《累(かさね)》の与右衛門,《東海道四谷怪談》の伊右衛門など。〈端敵(はがたき)〉または〈平敵(ひらがたき)〉は安手な悪人で,実悪と対照的に〈赤っ面(あかつつら)〉にすることが多い。《仮名手本忠臣蔵》の薬師寺や《菅原伝授手習鑑》の〈寺子屋〉の玄蕃など。… ※「平敵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by