平時信(読み)たいらの ときのぶ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平時信」の解説

平時信 たいらの-ときのぶ

?-1149 平安時代後期の官吏
平知信(とものぶ)の子。有職(ゆうそく)故実をつたえる平高棟流平氏に属する。鳥羽院判官代をつとめ,正五位下,兵部権大輔(ごんのたいふ)にすすむ。平時忠,平時子,建春門院の父。久安5年7月26日死去。外孫高倉天皇即位正一位,左大臣が追贈された。日記に「時信記」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の平時信の言及

【平清盛】より

…また高倉天皇自体,清盛の妻平時子の妹滋子(じし)(建春門院)が後白河院のもとに入って1161年(応保1)に生んだ天皇であった。この時子・滋子姉妹は桓武平氏高棟(たかむね)王系の平時信の子で,堂上公家平家の出であり,また桓武平氏の本宗の流れをくむ家柄である。〈平氏〉としてはこの高棟王系のほうが嫡流で,清盛のような高望(たかもち)王系の武家平家は傍流にすぎなかった。…

※「平時信」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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