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平行進化 へいこうしんかparallel evolution

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

平行進化
へいこうしんか
parallel evolution

異なる系統の生物間で,進化に関して同様の傾向が認められる現象。たとえばある種の頭足類 (タコ) と,浮遊性の棘皮動物 (ナマコ) と,クラゲが,いずれも広がった傘形となることなどはその一例。祖先共通で,そこから分れた系統間に平行進化があった例としては,中新世から現在にいたるモグラネズミ類の進化で,3系統が,体躯の大化などの平行進化を示す。このような場合には,各系統の出現のときに定向性があったとの見地から,平行定向進化 parallel orthogenesisともいい,この傾向があらかじめ予定されていたとの考えで「プログラム進化」ともいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

大辞林 第三版の解説

へいこうしんか【平行進化】

共通の祖先をもつ生物が、類似した形態・性質を示す方向に進化してゆくこと。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の平行進化の言及

【相似】より

…こうした場合には,それぞれの種類の生活を成り立たせるのに直接関与する諸器官が,類似の機能をもたなくてはならず,そのために当の器官の形態も必然的に類似のものとなる。この現象は平行進化または収れんとよばれるもので,機械的機能をもつ器官に多く見られる。第1は運動に関与する器官で,空中を飛ぶことに適した鳥の翼とセミの羽,水中を泳ぐのに適した魚竜や魚類やクジラの背びれ,地中を掘進するのに適したモグラやケラの前あし,つるになって巻きつくアサガオやフジの茎など,動物にも植物にも多くの例がある。…

※「平行進化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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