平資盛(読み)たいらの すけもり

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平資盛」の解説

平資盛 たいらの-すけもり

1158?-1185 平安時代後期の武将
保元(ほうげん)3年?生まれ。平重盛次男治承(じしょう)4年の源氏挙兵以来各地で源氏勢力とたたかい,寿永2年従三位となって新三位中将とよばれた。平家一門と都落ちをともにし,元暦(げんりゃく)2年3月24日壇ノ浦の戦い戦死。28歳? 建礼門院右京大夫(うきょうのだいぶ)との恋愛で知られる。
格言など】ある程があるにもあらぬ内に猶(なほ)かく憂きことをみるぞ悲しき(「玉葉和歌集」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の平資盛の言及

【建礼門院右京大夫集】より

…私家集。鎌倉初期の成立。2巻。総歌数350余首。作者は能書の家として名高い世尊寺家に生まれ,高倉天皇の中宮平徳子(のちの建礼門院)に仕えた建礼門院右京大夫(生没年不詳)。父は藤原伊行(これゆき),母は箏の名手夕霧。歌集といっても平重盛の次男資盛(すけもり)との悲恋の追憶が主題となっていること,また長文の詞書や,序と跋がつけられほぼ年代順に配列されている点,より日記文学に近いものである。上巻は平家の公達その他の殿上人との親交を含む華麗なる宮仕え生活を美しく描き,また歌人で似絵の大家藤原隆信との恋愛をも織り込むが,中心は資盛との楽しく,また悩み多かった恋愛である。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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