デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「広渡一湖」の解説 広渡一湖 ひろわたり-いっこ 1644-1702 江戸時代前期の画家。正保(しょうほ)元年生まれ。長崎で広渡心海にまなび,その姓をつぐ。のち来日中の清(しん)(中国)の陳清斎や渡辺秀石に師事した。元禄(げんろく)12年長崎奉行により唐絵目利(からえめきき)兼絵師にえらばれ,渡辺派とともに長崎画壇の中心となった。元禄15年死去。59歳。肥後(熊本県)出身。本姓は末次。通称は小左衛門。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
朝日日本歴史人物事典 「広渡一湖」の解説 広渡一湖 没年:元禄15(1702) 生年:正保1(1644) 江戸前期の画家。熊本細川家の御抱絵師末次弥次兵衛の弟。長崎に移って広渡心海に師事し,姓も譲り受けた。のちに来日した清の画家陳清斎に画法を学ぶ。元禄12(1699)年唐絵目利兼御用絵師に任ぜられ,渡辺家とともに長崎のアカデミー画壇の中心となる広渡家の礎を築いた。 (佐藤康宏) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報 Sponserd by