庇う(読み)カバウ

デジタル大辞泉 「庇う」の意味・読み・例文・類語

かば・う〔かばふ〕【×庇う】

[動ワ五(ハ四)]
他から害を受けないように、助け守る。いたわり守る。「いじめられている子を―・ってやる」「傷を―・う」
大事にしまっておく。
古いのを着て、新しいのは―・っておきな」〈滑・浮世床・二〉
[可能]かばえる
[類語]守る保護する擁護する庇護ひごする守護する防護するガードする警護する警衛する護衛する弁護する庇い立て

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「庇う」の意味・読み・例文・類語

かば・うかばふ【庇】

  1. 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙
  2. 他から害を受けそうなもの、また、他から悪く思われそうなものを、そうならないように守ってやる。いたわり守る。
    1. [初出の実例]「各々は誰(たれ)をかばはんとて、軍をばし給ふぞ」(出典平家物語(13C前)八)
  3. 大事にしまっておく。外から隠して大事にする。〔俚言集覧(1797頃)〕
    1. [初出の実例]「ダイコンヲ ツチニ kabatte(カバッテ) オク」(出典:和英語林集成初版)(1867))

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