座光如来寺
ざこうによらいじ
[現在地名]飯田市座光寺 市場
座光寺村の東南部、天竜川の河岸段丘の中腹に立地。天台宗、不捨山と号す。本尊は一光三尊阿弥陀如来。
鎌倉時代末期の成立といわれる「善光寺縁起」や天文九年(一五四〇)に記された「神明鏡」によれば、推古天皇の時、本田善光(若麻績東人)が百済より渡来の三尊阿弥陀仏(善光寺仏)を難波の堀江から背負って下向し、伊那郡宇沼村麻続草堂に安置・礼拝したが、仏宣に依り水内郡芋井郷に移した後、麻続草堂跡に創建されたのが当寺であると伝えている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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