庭田経資(読み)にわた・つねすけ

朝日日本歴史人物事典 「庭田経資」の解説

庭田経資

没年:没年不詳(没年不詳)
生年仁治2(1241)
鎌倉中期の公卿。はじめ実泰,次いで有忠,実連と名を改める。従二位非参議藤原公直の子。母方祖父代々天皇郢曲の師,権中納言源有資。文応1(1260)年ごろまでに有資の子となり経資と改名。弘安1(1278)年公卿に列し,正応5(1292)年権中納言。持明院統の天皇に近侍したらしく,嘉元2(1304)年の後深草法皇の死に際し出家。法名生覚。庭田氏の祖とされる。

(本郷和人)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「庭田経資」の解説

庭田経資 にわた-つねすけ

1241-? 鎌倉時代の公卿(くぎょう)。
仁治(にんじ)2年生まれ。藤原公直(きんなお)の子。源有資(ありすけ)の養子神楽(かぐら)をもって朝廷につかえる庭田家の祖。建治(けんじ)4年従三位。権(ごんの)中納言,按察使(あぜち)などを歴任。綾小路(あやこうじ)前按察使と称された。正二位。初名は実泰,のち有忠,実連。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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