デジタル大辞泉 「建す」の意味・読み・例文・類語 お‐ざ・す〔を‐〕【▽建す】 [動サ四]《「尾指す」の意》北斗七星の柄の先が十二支のいずれかの方向を指す。陰暦の1月には寅とらの方向を、2月には卯うの方向をと、順に1年の間に十二支の方向を指す。「北斗も―・す丑三つの空ものすごく」〈浄・井筒業平〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「建す」の意味・読み・例文・類語 お‐ざ・すを‥【建】 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「尾指す」の意 ) 北斗星の斗柄(けんさき)が、十二支のいずれかの方角を指す。陰暦正月の夕刻には寅の方角を指し、二月の同時刻には卯を指し、一年のうちに順次十二支の方角を指す。[初出の実例]「北斗もをざすうし三つの空物すごく前栽(せんざい)のゐげたに猛火燃へあがり」(出典:浄瑠璃・井筒業平河内通(1720)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例