式微(読み)シキビ

デジタル大辞泉 「式微」の意味・読み・例文・類語

しき‐び【式微】

《「詩経」邶風・式微から。「式」は発語助字、「微」は衰える意》はなはだしく衰えること。
信長王室の―をなげいて」〈漱石行人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「式微」の意味・読み・例文・類語

しき‐び【式微】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「式」は助辞、「微」は衰えるの意 ) ひどく衰えること。しょくび。
    1. [初出の実例]「而して其の世、遂に式微に向ふ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)
    2. [その他の文献]〔詩経‐邶風・式微〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「式微」の読み・字形・画数・意味

【式微】しきび

衰える。〔詩、風、式微〕式(ここ)になり式になり 胡(なん)ぞ歸らざる(この詩は国勢衰微をなげく詩とされるが、もと落魄を嘆く民謡

字通「式」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android