デジタル大辞泉 「弘徽殿の女御」の意味・読み・例文・類語 こきでん‐の‐にょうご【弘徽殿の女御】 源氏物語の登場人物。桐壺帝の女御。朱雀院の母。帝に愛された桐壺の更衣をねたみ、その子の光源氏につらく当たる。弘徽殿の大后おおきさき。頭中将とうのちゅうじょうの娘。柏木の妹。冷泉帝の女御となったが、秋好あきこのむ中宮に先に立后された。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「弘徽殿の女御」の意味・読み・例文・類語 こきでん【弘徽殿】 の 女御(にょうご) [ 1 ] 〘 名詞 〙 弘徽殿の局(つぼね)に住む女御。[初出の実例]「弘徽殿の女御〈太政大臣為光の女也〉かくれて」(出典:神皇正統記(1339‐43)中)[ 2 ] 「源氏物語」に出てくる人物。[ 一 ] 桐壺帝の女御。朱雀院の母。帝の寵愛を受ける桐壺の更衣を嫉妬し、更衣の子源氏につらく当たる。[ 二 ] 頭中将の娘で、冷泉帝の女御。立后の定めでは秋好(あきこのむ)中宮に先んじられた。柏木の妹。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例