20世紀日本人名事典 「弘田長」の解説
弘田 長
ヒロタ ツカサ
明治・大正期の医学者 東京帝国大学名誉教授;宮内省御用掛。
- 生年
- 安政6年6月5日(1859年)
- 没年
- 昭和3(1928)年11月27日
- 出生地
- 土佐国幡多郡中村(高知県)
- 学歴〔年〕
- 東京大学医学部〔明治13年〕卒
- 学位〔年〕
- 医学博士〔明治24年〕
- 経歴
- 明治13年東京帝大附属医院勤務、14年大学御用掛として外科に勤務したのち、熊本県立医学校教諭となり、16年校長兼附属病院長。18年ドイツに留学し、ストラスブルグ大学で小児科を専攻。21年帰国し、22年帝大教授となり、小児科主任。23年養老院医長兼任。32年宮内省御用となり、内親王、皇孫、ついで迪宮(昭和天皇)、淳宮(秩父宮雍仁親王)の診療に当った。大正10年東京帝大教授及び宮内省御用掛を辞し、11年名誉教授となる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報