弾碁(読み)だんぎ

精選版 日本国語大辞典 「弾碁」の意味・読み・例文・類語

だん‐ぎ【弾碁・弾棋】

  1. 弾碁〈徴古図録〉
    弾碁〈徴古図録〉
  2. 〘 名詞 〙 ( 「たんぎ」とも ) 昔の遊戯一種中央が高くなった盤に対座して、双方が、盤上両側にそれぞれ六個(一説に八個)の白黒の石を並べ、交互にはじいて、相手の石に当たればその石を取り、はずれると逆にとられるというもの。石のなくなった方を負けとする。たぎ。いしはじき。〔十巻本和名抄(934頃)〕 〔後漢書‐梁冀伝〕

た‐ぎ【弾碁】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「たんぎ」の撥音「ん」の無表記 ) =だんぎ(弾碁)
    1. [初出の実例]「ご・すごろくばん・てうど・たぎのぐなど、田舎わざにしなして」(出典:源氏物語(1001‐14頃)須磨)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android