後光(読み)ゴコウ

デジタル大辞泉 「後光」の意味・読み・例文・類語

ご‐こう〔‐クワウ〕【後光】

1 仏・菩薩ぼさつのからだから発するという光。また、仏像の後ろに表した金色の光。光背。背光。「後光が差す」
2 (「御光」とも書く)高山や水田で、霧が出ているとき、光源や陰影のまわりに円形に見える光。ブロッケン現象は有名。
[類語]光背・光輪・円光

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精選版 日本国語大辞典 「後光」の意味・読み・例文・類語

ご‐こう‥クヮウ【後光】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 仏のからだから放たれているといわれる光。また、それをかたどった仏・菩薩の像の背部の光相、すなわち光背をいう。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「お胸の奥に神様の御光(ゴクヮウ)が映(さ)して」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉後)
  3. ② 遊女などの笄(こうがい)、簪(かんざし)などをたとえていう語。
    1. [初出の実例]「北国の阿彌陀後光を質に置」(出典:雑俳・柳多留‐一〇七(1829))
  4. ③ 光源や陰影のまわりに、円形または放射状に見える光。
    1. (イ) 観察者の影が直前の霧や水面にうつし出されたとき、その影を中心として光った環の見られる現象。仏の御光(ブロッケン現象)が有名で、これは光源と反対側の微小水滴の回折による。
    2. (ロ) 一般に光線が放射状にひろがって見える現象。

後光の補助注記

「御光」と書かれることも多い。

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世界大百科事典(旧版)内の後光の言及

【光背】より

…後光,御光ともいい,仏菩薩の放つ光明を象徴するもので,仏教彫刻や仏教絵画においては必ずこれが表現されるのはインド以来の伝統である。仏の光明は色光と心光とに分けられる。…

※「後光」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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