円光(読み)エンコウ

  • えんこう ヱンクヮウ
  • えんこう〔ヱンクワウ〕
  • 円光 Wŏnkwang
  • 戯曲

世界大百科事典 第2版の解説

6世紀末から7世紀前半の朝鮮新羅生没年不詳。陳・に留学して成実,涅槃(ねはん)などを学ぶと同時に,中国で王朝興亡をまのあたりにした。帰国後,大乗経典を講じて王・貴族尊敬をあつめた。また,〈臨戦無退〉などを内容とする〈世俗五戒〉をかかげて花郎を指導した。さらに,高句麗への出兵を隋に要請する〈乞師表〉を草した。仏教だけでなく儒教にも通じていたが,その思想は強烈な国家意識に裏付けられたものであった。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 円い形の光。月や日の光にいう。〔運歩色葉(1548)〕〔王維‐賦得秋日懸清光詩〕
② 仏、菩薩などの頭や体からさしている円い光。後光。背光。頭光(ずこう)
※東大寺大仏記(奈良末)「円光一基、高十一丈四尺。広九丈六尺」 〔観無量寿経〕

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世界大百科事典内の円光の言及

【仏教】より

…一夜,後漢の明帝が,西方より殿庭に飛来するふしぎな金人の夢をみる。金人は,首の背後に円光を負うて全身より光明を放つ。臣下のもの知りが,西方インドの仏であろうという。…

※「円光」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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