後免(読み)ごめん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「後免」の意味・わかりやすい解説

後免
ごめん

高知県中南部、南国(なんこく)市の中心地区。旧後免町。江戸初期に土佐藩の執政野中兼山(けんざん)が在郷町を設けたのに始まり、町の発展のために諸役(しょえき)を免じたので御免とよばれた。舟入(ふないれ)川が貫流し、近世はその河港でもあった。明治末期に高知市との間に土佐電気鉄道が敷設され、昭和初期には安芸(あき)との間に高知鉄道が開通し、香長(かちょう)平野における交通、経済の中心となった。その後、安芸との鉄道は1974年(昭和49)に廃止となったが、2002年(平成14)には安芸市の先、奈半利町まで土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線が開通した。

[正木久仁]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「後免」の意味・わかりやすい解説

後免
ごめん

高知県中部,南国市の中心市街地。旧町名。 1959年近隣4村と合体して南国市となる。近世,新田開発などに伴って町立てが行われ,住民の税を免じたのが名称由来。土佐浜街道 (現国道 55号線) と土佐中街道 (195号線) の結合点で,古くからの交通,商業要地

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「後免」の意味・わかりやすい解説

後免【ごめん】

南国[市]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android