御井駅(読み)みいのえき

日本歴史地名大系 「御井駅」の解説

御井駅
みいのえき

西海道に置かれた古代の駅。「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条にみえ、駅馬は五疋。当駅は大宰府から筑前国長丘ながおか駅、肥前国基肄きい駅を経て筑後国を南下し、肥後・薩摩国府方面へ向かう薩摩路(小路)に置かれた。筑後国府所在地の郡名御井を冠することから国府の最寄りに設けられたと推定される。「太宰管内志」は「御井ノ駅の趾今詳ならず」として現久留米市御井町一帯に想定する。しかし筑後国府跡の発掘調査により、七世紀末の筑後国成立から約五〇〇年間に国庁が御井郡内を三遷するとともに、その移転に伴って駅の移転、駅路ルートの変更がなされたことも明らかになってきた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む