デジタル大辞泉 「御免革」の意味・読み・例文・類語 ごめん‐がわ〔‐がは〕【御免革】 1 《足利義満が紫色の錦革にしきがわを好み、その使用を一般に禁じたところから》錦革の紫地以外のもの。2 ⇒正平革しょうへいがわ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「御免革」の意味・読み・例文・類語 ごめん‐がわ‥がは【御免革】 〘 名詞 〙① 柿色の地に獅子や唐草などの模様を白ぬきにした染め革。正平六年(一三五一)に征西将軍懐良親王が肥後国(熊本県)高田で、その地での商売を許可したところからという。正平革。ごめん。[初出の実例]「上の方は黒革・菖蒲横革〈略〉御免革にて重をして」(出典:鎌倉殿中以下年中行事(1454か)一月五日)② ( 足利義満が紫地の染革を将軍および高位の人の色として、一般の使用を禁止したというところから ) 広く一般に使用が許可された染革。錦革の類をさすという。ごめんようなめし。ごめん。〔随筆・貞丈雑記(1784頃)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例