デジタル大辞泉 「御出でる」の意味・読み・例文・類語 お‐い・でる【▽御▽出でる】 [動ダ下一]1 「行く」「来る」「居る」の尊敬語。おいでになる。いらっしゃる。「何処へ―・でることやらと」〈鏡花・葛飾砂子〉2 (補助動詞)動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて、動作の継続・進行の意を表す尊敬語。おいでになる。いらっしゃる。「首を長くし待って―・でた所へ」〈漱石・坊っちゃん〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「御出でる」の意味・読み・例文・類語 お‐い・でる【御出】 〘 自動詞 ダ下一段活用 〙 ( 「お」は接頭語 )[ 一 ] 「行く」「来る」「居る」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでなさる。[初出の実例]「さては御ゆさんにおいでて御ざあるか」(出典:虎清本狂言・禁野(室町末‐近世初))[ 二 ] ( 補助動詞として用いる ) =おいでになる(御出━)[ 二 ][初出の実例]「先生今何をしてお居(ヰ)でる?」(出典:富岡先生(1902)〈国木田独歩〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例