御柏(読み)オカシワ

デジタル大辞泉 「御柏」の意味・読み・例文・類語

お‐かしわ〔‐かしは〕【×柏】

製本で、糸とじまたは針金とじの中身を1枚の表紙でくるみ、天・地・小口化粧裁ちする方法柏餅になぞらえていう。

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精選版 日本国語大辞典 「御柏」の意味・読み・例文・類語

お‐かしわ‥かしは【御柏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. 製本様式の一つで、くるみ表紙の俗称。中身を一枚の表紙でくるむところを、かしわ餠になぞらえたもの。〔最新百科社会語辞典(1932)〕
  3. 一枚の蒲団にくるまって寝ること。その形がかしわ餠に似るところからいう。
    1. [初出の実例]「今夜も御柏餠(オカシハ)で寝て見たが」(出典落語・化物娘(1893)〈禽語楼小さん〉)

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