精選版 日本国語大辞典 「御稚児」の意味・読み・例文・類語 お‐ちご【御稚児】 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )① 僧に仕えて雑務に従う有髪の子供。おちごさん。[初出の実例]「古寺の軒ばのつららさがりけり御児の尻もさぞひえの山」(出典:狂歌・玉吟抄(1608))② 神社の祭礼や、寺院の法要などの時、宝冠をかぶり、美服をつけ、種々の供物などを持って列に加わる子供。おちごさん。③ 「おちごわげ(御児髷)」の略。[初出の実例]「繻珍(しゅちん)の赤い帯を矢立(たてや)の字に結んで、髪をおちごにして」(出典:妻(1908‐09)〈田山花袋〉一四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例