六訂版 家庭医学大全科 「心サルコイドーシス」の解説
心サルコイドーシス
しんサルコイドーシス
Cardiac sarcoidosis
(循環器の病気)
どんな病気か
サルコイドーシスは、全身のいろいろな臓器に
症状の現れ方
この病気に合併する
検査と診断
この病気にかかっているほとんどの患者さんで、心電図検査の異常がみられます。心サルコイドーシスが疑われる場合、胸部単純X線検査やCTで「両側肺門リンパ節
ガリウムシンチグラフィなどのラジオアイソトープ検査もこの病気の診断に有用ですし、必要のある場合はカテーテルを用いた心筋生検が行われます。不整脈の有無を調べるための24時間心電図検査も重要な検査です。
治療の方法
心サルコイドーシスの活動期には、炎症を抑えるためにステロイドホルモン薬を服用しますが、最初は1日6錠から飲み始めて2~4週ごとに1錠ずつ減量し、1日1~2錠の維持量にもっていく
完全房室ブロックをはじめとする高度の徐脈が認められる場合は、ペースメーカーの植え込みが必要になります。心室頻拍などの頻脈性の不整脈が認められる場合には、抗不整脈薬やアブレーション(
前嶋 康浩
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報