心因性難聴(読み)シンインセイナンチョウ

デジタル大辞泉 「心因性難聴」の意味・読み・例文・類語

しんいんせい‐なんちょう〔‐ナンチヤウ〕【心因性難聴】

精神的なストレスなどによって突然起こる難聴耳鳴りめまいを伴うことも多い。聴覚器官には異常がないので、ストレスを取り除くことが重要。カウンセリングが必要な場合もある。

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家庭医学館 「心因性難聴」の解説

しんいんせいなんちょうひすてりーせいなんちょう【心因性難聴(ヒステリー性難聴)】

[どんな病気か]
 精神的なストレスをきっかけとして、急に聞こえが悪くなる病気で、めまい感や耳鳴みみな)りをともなうこともあります。
 検査でも自覚症状以外の病変は認められず、一種のヒステリー反応と考えられ、思春期の女性に多くみられます。
[検査と診断]
 難聴は、片側だけのことも、両側のこともあって、聴力検査を行なうと、中等度から高度の難聴を示します。検査結果が一定でなかったり、検査結果間に矛盾が生じることや、他覚的聴力検査が正常であることなどから診断されます。
[治療]
 精神的な背景を調べ、原因となった問題を解決することが必要で、耳鼻咽喉科(じびいんこうか)だけではなく、精神科でのカウンセリングが必要になることもあります。再発予防のためには、過度のストレスを避け、心身の安静を保つことがたいせつです。

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