志の島 忠(読み)シノジマ チュウ

20世紀日本人名事典 「志の島 忠」の解説

志の島 忠
シノジマ チュウ

昭和・平成期の料理研究家 志の島忠日本料理研究所主宰



生年
昭和3(1928)年

没年
平成13(2001)年7月25日

出生地
京都府京都市

本名
篠島 忠

学歴〔年〕
東京芸術大学美術学部日本画科卒

主な受賞名〔年〕
日本文化振興会社会文化功労賞〔平成11年〕

経歴
生家は代々京都御所、水戸徳川家の料理方。明治維新後、祖父水戸で料理茶屋岡本を創業。幼時より祖父と父に料理を学ぶ。祖父没後料亭を廃業し、東京芸術大学で日本画を修める。大学在学中、歌舞伎の舞台美術に携わるが、昭和40年頃から再び料理の道に戻り、料亭料理、郷土料理を研究。東京・中野で志の島忠日本料理研究所、目黒碑文谷で懐石料亭料理研究所を主宰。後進の指導にあたる傍ら、テレビ、雑誌で活躍した。「割烹選書」(全12巻)、「原色日本料理」(全8巻)、「会席料理」(全7巻)、「新しい日本料理」等著書多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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