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忠誠の誓い(読み)ちゅうせいのちかい(その他表記)Pledge of Allegiance to the Flag of the United States of America

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「忠誠の誓い」の意味・わかりやすい解説

忠誠の誓い
ちゅうせいのちかい
Pledge of Allegiance to the Flag of the United States of America

アメリカ合衆国国旗に向かって国家への忠誠を誓うことば。1892年9月8日に初めて児童向け週刊誌『ユース・コンパニオン』に掲載されたときの文言は,「私はわが国旗と,わが国旗が表象する共和国,すなわち不可分一体で自由と正義がすべての人のためにある国に忠誠を誓います」だった。1924年に「わが国旗」という表現が「アメリカ合衆国の国旗」に改められ,1942年アメリカ政府によって公式に認められた。1954年ドワイト・デビッド・アイゼンハワー大統領の要請アメリカ議会が文言に「神のもと」を追加することを法律で定め,以下のとおりになった。
「私はアメリカ合衆国の国旗と,それが表象する共和国に,すなわち神のもとに不可分一体で自由と正義がすべての人のためにある国に,忠誠を誓います」
1892年当時の原著者について,『ユース・コンパニオン』の編集者ジェームズ・B.アッパムとする説と編集補佐フランシス・ベラミーとする説が主張されたが,1939年にアメリカ国旗協会委員会が原著者はベラミーとの結論を出し,1957年にアメリカ議会図書館がこの決定を支持する詳細な報告書を発表した。1954年に定められた法律に従い,忠誠の誓いを唱える市民直立姿勢をとり,右手を左胸の上に置いて暗唱しなければならない。私服男性の場合,帽子などかぶり物は,宗教的なものでないかぎりすべて取る。1943年アメリカ合衆国連邦最高裁判所は,なんぴとに対しても忠誠の誓いを義務づけることはできない,という判断を示した(→ウェストバージニア州教育委員会対バーネット裁判)。

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知恵蔵 「忠誠の誓い」の解説

忠誠の誓い

神の下の国」のページをご覧ください。

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉プラス 「忠誠の誓い」の解説

忠誠の誓い

ラリー・ニーヴンとジェリー・パーネルが合作した長編SFサスペンス(1973)。原題《Oath of Fealty》。

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