改訂新版 世界大百科事典 「ベラミー」の意味・わかりやすい解説
ベラミー
Edward Bellamy
生没年:1850-98
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アメリカの作家。マサチューセッツの牧師の子に生まれる。法律を学んだが、のちニューヨークでジャーナリストになり、1880年スプリングフィールドで『デーリー・ニューズ』紙を創刊。ロマンスものを数編書いたのち、社会改良思想を盛り込んだユートピア小説『顧みれば』(1888)によって一躍世界的名声を博した。若いボストン市民ジュリアン・ウェストが、100年の眠りののちに、社会主義的理想の実現された紀元2000年の世界に目覚め、かつての恋人の子孫にあたる女性と恋に落ちる物語。続編『平等』(1897)は小説というより社会評論に近い作品となっている。
[寺門泰彦]
『山本政喜訳『顧みれば』(岩波文庫)』
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…生産手段の私有と私的管理,労働力を含む商品の自由競争という資本主義社会の原則を批判して,生産手段の共有と共同管理,計画的な生産と平等な分配を要求する思想と運動,また,その結果具現された社会体制を広く社会主義と呼ぶ。社会主義という用語は,このように思想,運動,体制の次元にわたり,時には資本主義の個人主義的な利潤追求欲に対立するものとして集団主義的な友愛の連帯という倫理の次元までも含んで用いられるために,内容的には多義にわたらざるをえない。…
…最も楽観的なものは,世紀の後半に続出し,技術と社会機構の発展によって現在の延長上に構想され,貧困,過重労働,凶作,不況から免れた豊かな社会が近い未来に描かれた。E.ベラミー《顧みれば》(1888),T.ヘルツカ《自由の地》(1890)は,ことにアメリカで熱狂をもってむかえられた。 第2は,ロマン主義の影響のもとに成立したものであり,第1とは逆に高度な技術文明を嫌悪し,前産業化社会を背景として調和と協働,自然への回帰と人間性の回復を基調とする理想社会をもとめた。…
※「ベラミー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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