思い惑う(読み)オモイマドウ

デジタル大辞泉 「思い惑う」の意味・読み・例文・類語

おもい‐まど・う〔おもひまどふ〕【思い惑う】

[動ワ五(ハ四)]上代は「おもいまとう」》心が迷う。あれこれ思い迷う。「自分将来について―・う」
[類語]惑う迷う戸惑う迷わす惑わす迷妄迷夢

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精選版 日本国語大辞典 「思い惑う」の意味・読み・例文・類語

おもい‐まど・うおもひまどふ【思惑】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 上代は「おもいまとう」 ) あれこれ考えて、どうしたらよいかわからなくなる。行くべき道を失う。途方にくれる。思い迷う。
    1. [初出の実例]「朝霧の 思惑(おもひまとひ)杖足らず 八尺(やさか)の嘆(なげき) 嘆けども」(出典万葉集(8C後)一三・三三四四)
    2. 「足を空に思まどふ人多かり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)賢木)

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