思す(読み)オボス

デジタル大辞泉の解説

おぼ・す【思す】

[動サ四]《「おもほす」の音変化》「思う」の尊敬語
お思いになる。お考えになる。
「そもそもいかやうなる心ざしあらむ人にか、あはむと―・す」〈竹取
心を向けて、大切にお思いになる。お目をかける。愛しなさる。
「童(わらは)なりしより、朱雀院の、とり分きて―・し使はせ給ひしかば」〈・若菜下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

おぼす【思す】

( 動四 )
〔「おもほす」の転〕
「思う」の尊敬語。
お思いになる。お考えになる。 「御鷹、世になく賢かりければ、になう-・して/大和 152
心をお向けになる。愛しなさる。 「むかし、おほやけ-・してつかう給ふ女の、色ゆるされたるありけり/伊勢 65
心の中の動きを表す動詞の上に付けて、その動作主への尊敬の意を加える。 「いかさまにせむ、と-・しまどひつつ/源氏 若菜下

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