思わく(読み)オモワク

デジタル大辞泉 「思わく」の意味・読み・例文・類語

おもわ‐く〔おもは‐〕【思わく/思惑】

原義。「惑」は当て字
あらかじめ考えていた事柄。考え。意図。また、見込み。「なにか―がありそうだ」「―が外れる」
自分のしたことに対する他人反応、評価。評判。「世間の―が気になる」
相場変動を予想すること。また、その予想によって売買すること。
人に思いをかけること。恋心
「何の―がありて、美形の女の方より、指爪を放しやるべし」〈浮・禁短気・二〉
思いをかけた人。恋人。情人。
「この―の心算用をすまさせいでは」〈浮・禁短気・一〉
《動詞「おもう」のク語法
思うこと。
「あしひきの山は百重ももへに隠せども君を―止む時もなし」〈・三一八九〉
(副詞的に用いて)思うことには。思うには。
里見れど里も見かねて怪しみとそこに―」〈・一七四〇〉
[類語]意図積もり心組み心積もり考え

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む