デジタル大辞泉 「思わく」の意味・読み・例文・類語
おもわ‐く〔おもは‐〕【思わく/思惑】
1 あらかじめ考えていた事柄。考え。意図。また、見込み。「なにか―がありそうだ」「―が外れる」
2 自分のしたことに対する他人の反応、評価。評判。「世間の―が気になる」
3 相場の変動を予想すること。また、その予想によって売買すること。
4 人に思いをかけること。恋心。
「何の―がありて、美形の女の方より、指爪を放しやるべし」〈浮・禁短気・二〉
5 思いをかけた人。恋人。情人。
「この―の心算用をすまさせいでは」〈浮・禁短気・一〉
《動詞「おもう」のク語法》
1 思うこと。
「あしひきの山は
2 (副詞的に用いて)思うことには。思うには。
「里見れど里も見かねて怪しみとそこに―」〈万・一七四〇〉
[類語]意図・積もり・心組み・心積もり・考え