積り(読み)ツモリ

デジタル大辞泉 「積り」の意味・読み・例文・類語

つもり【積(も)り】

前もってもっている考え。意図心ぐみ。「成功する積もりでいる」「怒らす積もりではなかった」
実際はそうでないのに、そうなったと仮定した気持ち。「死んだ積もりで働きます」「親の積もりで世話する」
予想して計算すること。見積もり。「積もりがはずれる」
酒宴で、その酌で終わりにすること。おつもり。「これで今晩は積もりにしよう」
積もること。重なること。
「人の心をのみ動かし、恨みを負ふ―にやありけむ」〈桐壺
限度。かぎり。
かねも使ふ―あるものぞかし」〈浮・俗つれづれ・二〉
[補説]13は「心算」とも当てて書く。
[下接語]積もり見積もり(づもり)あら積もり大積もり・木積もり・心積もり値積もり腹積もりむな積もり目積もり
[類語](1意図心組み思惑心積もり考え/(3皮算用見積もり目算胸算用推計懐勘定懐具合

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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