恵風(読み)ケイフウ

デジタル大辞泉 「恵風」の意味・読み・例文・類語

けい‐ふう【恵風】

万物を成長させる、めぐみの風。春風
陰暦2月の異称
君主恩恵が広く行きわたるのを風にたとえた語。

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精選版 日本国語大辞典 「恵風」の意味・読み・例文・類語

けい‐ふう【恵風】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自然物にめぐみを与える風。
    1. [初出の実例]「惟喜恵風遍、寒根長遇春」(出典:柳湾漁唱‐一集(1821)草木共逢春)
    2. [その他の文献]〔嵆康‐琴賦〕
  3. 陰暦二月の異名。〔元和本下学集(1617)〕
  4. めぐみの感化。恩恵の風化。〔張衡‐東京賦〕

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普及版 字通 「恵風」の読み・字形・画数・意味

【恵風】けいふう

おだやかな風。晋・王羲之〔蘭亭集の序〕是の日や天かに氣く、惠風和暢す。

字通「恵」の項目を見る

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