デジタル大辞泉
「恵」の意味・読み・例文・類語
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めぐみ【恵】
① めぐむこと。
なさけをかけること。また、その恵まれたもの。あわれみ。いつくしみ。
※
書紀(720)推古一二年四月(岩崎本訓)「其れ此の如き人、皆君に忠
(いさをしさ)無く、民に仁
(メクミ)無し」
※
古今(905‐914)
仮名序「ひろきおほんめぐみのかげ、つくば山のふもとよりも、しげくおはしまして」
※後裔の街(1946‐47)〈
金達寿〉三「
乞食が恵みをもとめて手をさし出した」
けい【恵】
〘名〙 なさけをかけること。めぐみ。恩恵。
※
浄瑠璃・鎌田兵衛名所盃(1711頃)上「
良将の軍を統
(すぶ)るや人を治、恵
(ケイ)を推し恩をほどこし」 〔
書経‐蔡仲之命〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
恵 けい
?-599 百済(くだら)(朝鮮)の王子。
欽明(きんめい)天皇16年(555)兄威徳王の命で来日,前年に父聖明(せいめい)王が新羅(しらぎ)のために殺されたことを報告した。17年多数の武器・良馬をあたえられ,軍船に護送されて帰国した。598年威徳王の死により第28代の恵王として即位したが,翌年死去。諱(いみな)は季(き)。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例