悲愴交響曲(読み)ひそうこうきょうきょく

百科事典マイペディア 「悲愴交響曲」の意味・わかりやすい解説

悲愴交響曲【ひそうこうきょうきょく】

チャイコフスキーの遺作となった交響曲第6番ロ短調《悲愴Pateticheskaya》。1893年作曲され,同年死の9日前,作曲者自身の指揮によりサンクト・ペテルブルクで初演された。第2楽章は,19世紀の音楽としては珍しい5拍子で書かれている。標題は弟モデストによってつけられた。なおチャイコフスキーの交響曲には番号付きの6曲のほかに,バイロンの詩劇による標題音楽《マンフレッド交響曲》(1885年)がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「悲愴交響曲」の意味・わかりやすい解説

悲愴交響曲
ひそうこうきょうきょく
Симфония Патетическая/Simfoniya Pateticheskaya ロシア語
Symphonie pathétique フランス語
S. Pathetisch ドイツ語

ロシアの作曲家チャイコフスキーの交響曲第6番ロ短調(作品74)のこと。作曲家の死の年の1893年に作曲され、死の9日前に初演。「悲愴」の名称は作曲者の弟モデストが初演のあとで提案したものと伝えられ、死後の出版に際しこの題が付された。

[横原千史]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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