惨毒(読み)サンドク

デジタル大辞泉 「惨毒」の意味・読み・例文・類語

さん‐どく【惨毒】

[名・形動]
むごたらしく傷つけること。むごたらしく苦しめること。また、そのさま。
地震災害の尤―なる者なり」〈津田真道明六雑誌一七〉
むごたらしい害毒。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「惨毒」の意味・読み・例文・類語

さん‐どく【惨毒・酸毒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. いためそこなうこと。むごたらしく傷つけること。また、その被害のさま。
    1. [初出の実例]「文明の教を以ては未だ戦争の根源を止るに足らずと雖ども稍や其惨毒を緩にす可し」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外)
    2. [その他の文献]〔漢書‐陳湯伝〕
  3. いたみかなしむこと。また、そのさま。〔曹植‐九・愁賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「惨毒」の読み・字形・画数・意味

【惨毒】さんどく

惨害を加える。〔漢書方進伝〕居る皆殘(たつと)び、苛慘毒、以て威を立て、纖介(せんかい)(極少)の(人を)愛利するの風(な)し。

字通「惨」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む