意富布良神社(読み)おほふらじんじや

日本歴史地名大系 「意富布良神社」の解説

意富布良神社
おほふらじんじや

[現在地名]木之本町木之本

木之本集落の北、田上(たがみ)(田神)山の南麓に鎮座する。旧県社。祭神は素盞嗚(すさのお)命、ほかに大穴牟遅(おおなむち)命・猿田彦(さるたびこ)大神・八意思兼(やごころおもいかね)神・梨迹臣(なしあとのおみ)命を合祀。境内社は天満宮・神明神社・稲荷社。「延喜式」神名帳の伊香(いか)郡「意富布良(イフフラノ)神社」に比定される。王布良天王・田神天王・牛頭天王とも称した。社名は裏山の大洞(おおほら)によるともいう。寿永二年(一一八三)木曾義仲が上洛の途次当社に祈願、観応の擾乱で足利直義に属した桃井直常は当社山上に陣して加護を祈ったという(伊香郡志)。社蔵の大般若経に応安六年(一三七三)の紀年で「執筆僧寛順王布良天王御経願主井口弾正源正氏」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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